ヒンド・ラジャブの声

2026年09月25日~10月22日

パレスチナ・ヨルダン川西岸地区ラマッラーにある人道支援組織「赤新月社」の緊急通報センター。そこでは遠く離れたガザ地区からの通報も引き受けており、スタッフたちは日夜、緊急通報の対応に追われていた。
2024年1月29日の14時半頃、オペレーターのオマール(モタズ・マルヒース)が緊急通報を受けると、電話口の相手はドイツ在住のパレスチナ人男性だった。ガザ北部テル・アル・ハワ地区からの避難命令を受けた彼の親族が車で移動していたところ、イスラエル軍に銃撃されたという。安否確認のため、教えられた番号に電話をかけると少女が応答するが、「戦車が横にいて、撃たれている」と言い残し、叫び声とともに通信は途絶える。緊急通報センターでは、死は珍しいことではない。再度電話をかけると、電話に出たのは先ほどとは違う少女だった。「早く来て、撃たれちゃう」。助けを求める彼女の名は、ヒンド・ラジャブ・ハマダ。彼女の叔父、叔母、その子供たちも車に同乗していたが、生き残っているのは彼女ひとりだった。
オマールは調整責任者のマフディ(アメル・フレヘル)に救急隊の派遣を要請するが、イスラエル軍の占領するガザ地区では、安全なルートを確保しなければ救急車ですら攻撃されてしまう。過去に大勢の救助者が殺されており、ガザ北部で残っている救護チームは1チームのみ。救急車はヒンドがいる場所から8分の距離にいたが、許可が出るまで出動はできない。マフディがエルサレムの赤十字経由で救急車のルートを調整しようとする間も、電話の先ではヒンドの助けを呼ぶ声とイスラエル軍の銃声は続いていた。ラナがヒンドと話を続けていると、ヒンドの「戦車が来る」という言葉を最後に通話は切れてしまう。ヒンドは殺されてしまったと考えたラナは強いショックを受けるのだった。
一向に進まない状況に我慢の限界が来たオマールは、旧知の中であった救助者に直接連絡を取り、独断で救助を進めようとするがマフディに制止される。2人の衝突でチームに緊張が走る中、再びヒンドとの通話が繋がった。彼女はまだ生きていたのだ。赤十字から調整を断られたマフディは、代わりに保健省に連絡を取るが、日が暮れ始めてもなお調整は難航する。ヒンドが負傷し、出血していると判明すると、さらにオマールは激昂。チームと交渉先、板挟みの重圧に追い詰められたマフディはトイレに閉じこもってしまう。先の見えない状況に誰もが疲弊していく中、ついに救急車出動の許可が降りるが——。
©MIME FILMS — TANIT FILMS

2026年4月24日価格改定

一般・・・1,900円
シニア(60歳以上)・・・1,300円
大学生/専門学生/20歳以下・・・1,500円
高校生/中学生・・・1,000円
小学生/幼児(3才~)・・・500円
ペア50割(どちらか50歳以上の2人連れ)・・・1人/1,400円
障がい者手帳提示・・・1,000円
(付き添いの方1名様同料金)
★火曜サービスデー・・・一般1,300円

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上映期間 09月25日~10月22日
上映時間 1時間29分
監督 カウテール・ベン・ハニア
出演 サジャ・キラニ、モタズ・マルヒース、アメル・フレヘル、クララ・クーリー
製作国 チュニジア、フランス
公式サイト https://hindrajabjp.com/
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